ツーショットダイヤル、出会い系は時代が変われど多くの人に愛用され続ける

ツーショットダイヤルが再燃!流行は螺旋状に発展して繰り返す

ファッショントレンドのように本質は変わらなくても、時代と共に名称や形状を変えてずっと愛用される事が往々にしてあります。

昔から雨の日は傘を差して歩くし、車は屋根で覆われた時から今もワイパーで水を避けます。そして、電話も携帯出来るようになりましたが、基本的には音声でやり取りしています。

そして、他にもこれだけ技術や文明が発達したのにも関わらず変わらないものがあります。

それは、私達の愛する電話エッチもそのうちのひとつです。

電話エッチは、1985年まだバブルが全盛だった頃に全国初のテレクラ店が小林伴実にが開業したテレクラがものすごく広まりました。

始まりはもっと昔だったのですが、出た当初はアングラ感が強く、一般的ではなかったのでここでは端折らせていただきますね。

バブル当時の1985年、小林伴実によって全国初の「テレフォンクラブ(通称テレクラ)」店舗が誕生し一世を風靡しました。

今ではあまり見かけない公衆電話ボックスのガラス面には、テレクラの電話番号が記載されたピンクチラシで埋め尽くされるほどでした。

テレクラのシステムは、基本的に男がテレクラ店舗に入って女の子からの電話を待つというスタイルで、女の子からのコールが鳴ったら早いもの勝ちの早取りが主流でした。

しかし、男性は入店+時間料金を支払って遊ぶのに対して、女の子はフリーダイヤルとなっている為に、冷やかしや単純な暇潰し等の電話も多かったのです。

一部では売春の温床として当時の新聞記事にも取り上げられたりもしましたが、女の子と電話で意気投合して電話エッチを楽しむという形は今も全く変わらない、ある意味王道ともいえる紳士淑女の嗜みだったのです。

バブルが崩壊し、懐具合が悪くなってくると、電話回線(ダイヤルアップ接続)を利用したインターネットが各家庭でも利用出来るようになりました。安価で手軽に世界中と繋がる事の出来る時代が到来しました。

1995年には青少年保護育成条例が改正され男女共に年齢確認が必要になるようになり、テレクラ店舗は一気に失速。極め付けは同年にインターネットナンパの走りでもある出会い系が登場した事が追い討ちを掛けました。

そして、その頃テレクラユーザーの間ではインターネットを利用して不特定多数と文字での会話を楽しむ事が出来る「チャット」が簡単に無料で女の子と出会える事から流行り始めるのです。

この「チャット」には音声でやり取りする事は出来ず、原則的に文字でやり取りを行う事になるのですが、男女の間では文字だけで擬似的なセックスを行う「チャH」が流行して行きました。

2000年になるとNTTドコモが移動型携帯電話(現在のガラケー)を発表しiモードサービスの提供を初めた事によって、テレクラは完全に世間から忘れ去られる事となりました。

この頃になると急速にインターネット技術が加速し、海外から輸入されたオンラインゲームが非常に人気を呼んでいました。

一部の出会い系ユーザーやチャットユーザーは、ゲームを楽しみながら女の子と仲良くなる事が出来るMMORPGにのめり込んで行くようになるのです。

所謂ネトゲと呼ばれるネットゲームの中では、個別チャット等を利用してチャHが頻繁に行われるようになり、実際にはお互いに顔も知らない男女が、仮想世界のキャラクターを通じて文字から相手を想像する事で性感を高め楽しんでいました。

これは文字と音声という違いはあれど、基本的には電話エッチと同じ事だといえます。

例えば、ネットで知り合った女の子とチャHして、お互いに気が合ったので連絡先を交換してオフ会に参加。

実際に会ってみて改めて気が合えば、そのままホテルへ直行!という流れがテンプレみたいなものですが、テレクラの流れと同じですよね?

そして、2006年に運営が開始され若者から中年まで幅広く利用されている「ニコニコ生放送」等の個人が簡単に生配信を行う事の出来るサービスもあります。

生放送は10代の女の子から人妻まで、生主となって自分のコミュニティをもち、ユーザーがその配信を見ながらコメントを打ちコミュニケーションを図るものです。

大半の生放送が雑談などの他愛もない内容ではあるが、アクセス数稼ぎやお小遣い稼ぎの為にユーザーに煽られて垢バン(アカウントバン)覚悟でオッパイやマンコを晒したり、全裸でオナニーをする過激な放送が増えて行きました。

ニコ生では放送時間のロスタイムが有り生主が番組終了したと勘違いして、生着替えや彼氏との本番をはじめてしまうなんていうハプニングもあったりしました。

エロ放送系はアダルトライブチャットのような楽しみ方が出来る事から一部のユーザーの間では人気を博していました。

2007年に日本の携帯電話業界にiPhoneとAndroidが参入

ガラケーに変わりスマートフォンが主流となり、メールのような古臭いインターフェイスが廃れ、より簡単にコミュニケーションの取れる方法が主流になり、ここにきて「テレクラ」が復活の兆しを見せるのです。

インターネットが普及した事で多くの一般人が今までに知らなかった情報を知る事になり、多くの女の子が1人でオナニーをしている事実なども広まり、電話エッチも1つのプレイとして一般的になりました。

ツーショットダイヤルは以前のようなアングラ感はもう無くなり、利用する女の子達はバブル当時と比較にならないほど多く質も高くなっています。

今回は電話エッチの元となったツーショットダイヤルなどの過去を振り返ってみましたが、基本的な事は全く変わっておらず完成された世界なのだと再認識させられました。

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